苦悩の松山…80位で予選落ち 隠せぬいら立ち「ショットもパットも悪い」
「米男子ゴルフ・バークレイズ・第2日」(26日、ベスページ・ステートパーク=パー71)
33位から出た松山英樹(24)=LEXUS=は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75と崩れ、通算4オーバーの80位で1打及ばず予選落ちした。パトリック・リード(米国)が68と伸ばして通算8アンダーで首位を守った。総合ポイント1位でプレーオフに進んだジェーソン・デー(オーストラリア)は通算4アンダーで5位につけた。
今季5度目の予選落ちを喫した松山は「悪いのはショットもパットも両方」と苦悩する。10番から出て、パー4の12番は第2打を大きく左に曲げ、さらにカラーからパターで3打を要しダブルボギー。15番と後半の4番も3パットのボギーをたたき、「これでは巻き返せない」といら立ちを隠さなかった。
4位に入った7月末のメジャー最終戦の全米プロ、3位となった前週のウィンダム選手権も、勝負どころでパットが決まらずに勝利に届かなかった。不振はデータにも表れており、特に約1・2~2・4メートルの距離の確率は63・83%でツアー179位と低迷している。
試行錯誤を繰り返す中、この日は上がりの数ホールでパッティングの握りを順手からクロスハンドに変えた。次戦は9月2日開幕のドイツ銀行選手権。深い悩みを抱えたまま試合が続く。