松山3季連続プレーオフ最終戦ほぼ「確」パットで粘って15位
「米男子ゴルフ・ドイツ銀行選手権・最終日」(5日、TPCボストン=パー71)
20位から出た松山英樹(24)=LEXUS=は3バーディー、2ボギーの70で、通算8アンダーの15位だった。トップと6打差の7位から出たロリー・マキロイ(英国)が65で回り、通算15アンダーで今季初優勝した。通算12勝目。
松山は第3Rのパットの調子を維持して粘った。3番で2メートル、6、7番で1・5メートル、8番では5メートルを沈めてパーセーブ。上がりの17、18番でも2・5メートルのパーパットを決めるなどし「パットだけはよく頑張った」と、久しぶりに満足そうな笑みを浮かべた。
総合順位はこの大会で得た214点を加えて通算1682点で16位に浮上した。8日に始まるプレーオフ第3戦、BMW選手権を前に、米ツアーの試算する当確ラインをクリアしてトップ30選手による最終第4戦のツアー選手権(22日開幕)の出場権をほぼ手中にし「最後は崩れそうになったけど、踏ん張れた」とほっと胸をなで下ろした。
ツアー選手権出場は3季連続となる。第3戦終了時点の総合順位を基に得点がリセットされるため、30人全員に総合優勝のボーナス1千万ドル(約10億3千万円)を手にするチャンスがある。松山は「試合に勝つためにやっている。そのために少しでもいい状態に持っていけるよう頑張る」と話した。