片岡3位浮上 ツアー2勝目へ「遼クンについていった」
「男子ゴルフ・ANAオープン・第2日」(16日、札幌GC輪厚=パー72)
7位から出た片岡大育(27)=Kochi黒潮CC=が1イーグル、5バーディー、3ボギーの68で回り、通算10アンダーで首位と2打差の3位に浮上した。大会2連覇が懸かる石川遼(24)=CASIO=は6バーディー、3ボギーの69で回り、通算12アンダーで単独首位をキープした。小田孔明、宮本勝昌、丸山茂樹は予選落ちした。
石川と同組の片岡がじわりと差を詰めてきた。2打差の3位で決勝ラウンドに進み「遼君が突っ走っていたので、必死についていこうと思った」と言葉は控えめだが、表情は自信にあふれている。
2週前のフジサンケイ・クラシックでは首位と3打差で迎えた最終日に伸ばせず無念の2位。その時に違和感のあったドライバーのフェースを微調整し「フィーリングが良くなった」。用具の不安も解消し、手応えをつかんで大会に入った。
この日、フェアウエーを外したのは4ホールだけ。ティーショットで石川に20~40ヤードも差をつけられることもあったが、確実性を武器にスコアを伸ばした。パー5の12番(535ヤード)では残り240ヤードを3番ウッドで1メートルに寄せてイーグル。18番では2メートルのバーディーパットを沈めた。
15年の関西オープンで初優勝を挙げ、1日も早いツアー2勝目が待たれている。「僕は彼(石川)とは全く違うゴルフ。こちらからミスをしないようにする。早く(今季)1勝したい」と、石川の連覇阻止に意欲をのぞかせた。