遼4位後退 25歳誕生日はほろ苦い結果も逆転に前向き
「男子ゴルフ・ANAオープン・第3日」(17日、札幌GC輪厚=パー72)
25歳の誕生日だった石川遼(CASIO)は首位から出たが、5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72にとどまり、通算12アンダーでトップと4打差の4位に後退した。大会2連覇へ向けて最終日の猛チャージを誓った。2位から出たブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)がボギーなしの5バーディーで67をマークし、通算16アンダーで首位に立った。
ほろ苦い25歳の誕生日となった。首位固めをして最終ラウンドにつなぎたいところで逆に首位と4打差の4位に後退。プレー後のセレモニーで花束を贈られた時の笑みはすぐに消え「どん底ですね」と厳しい口調になった。
1番で第1打をフェアウエーに置き、バーディーで好発進したが、その後はショットにいつもの切れ味を欠いた。2番、3番とピンに絡まず、4番ではティーショットを右に大きく曲げて林に打ち込んだ。
第2打はグリーンオーバー、第3打はバンカーへ。4オン2パットのダブルボギーとなり「これがリズムを崩し、メンタル的にも響いた」と悔やむミスの連続。出入りが激しく、結局一つも伸ばせず72に終わった。
「まだ試合を終わらせたわけではない。しっかり休んでリフレッシュしたいい状態にできれば、まだまだ分からない」と逆転に前向きだ。「ブレンダン(ジョーンズ)は手ごわい。20アンダーにいかないと優勝はないだろう」と大会2連覇の目標ラインを設定し「3連続(バーディー)が2回は必要」と猛チャージを期した。