テレサ・ルーがPO制し今季2勝目 リオ五輪の経験生かした

 「女子ゴルフ・マンシングウェア東海クラシック・最終日」(18日、新南愛知CC美浜C=パー72)

 首位タイでスタートしたテレサ・ルー(台湾)と全美貞(韓国)がともに70で回り通算18アンダー、プレーオフに突入。1ホール目、バーディーを奪ったテレサ・ルーが3月の開幕戦以来の今季2勝目、日本ツアー通算11勝目を飾った。

 「調子はそんなによくなくて、なかなかバーディー取れなくて、13番ではティーショットをOBしてダブルボギーも打っちゃって」。2番で第2打をピンそば50センチにつけバーディー先行も、断続的に降り続ける強い雨と、重くなったグリーンに苦労した。

 3番ボギー、4番バーディーの後は12番までパープレー。そして13番、痛恨のダブルボギーが来た。だがここからが、リオデジャネイロ五輪で116年ぶりに開催された女子ゴルフ競技に台湾代表として参加、16位となったオリンピアンの真骨頂。「もう攻めるしかなかった」。14番で4・5メートル、15番パー5は2オン2パット、16番は13メートルのパットを沈め、3連続バーディー。プレーオフは1ホール目、4メートル半のバーディーパットを決めて決着をつけた。

 「2カ月半、日本ツアーを離れて全米、全英のメジャーや国別対抗、オリンピックと海外大会に出てきた。いろんな選手見て、朴仁妃のパッティングとか、リディア・コの冷静さや正確性とか、勉強になりました」

 リオでは選手村に寝泊まりし、他競技の選手の姿にも刺激を受けた。「吉田沙保里さんにも会いました。すごいオーラだった」。旺盛な好奇心、向上心こそトップアスリートである証拠。ますます大きな選手になりそうだ。

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