香妻が68で首位発進 好調のパッティングがスコア後押し
「男子ゴルフ・トップ杯東海クラシック・第1日」(29日、三好CC西C=パー72)
ツアー参戦4年目の香妻陣一朗(22)=フリー=が5バーディー、1ボギーの68をマークし、首位発進した。女子ツアーで活躍している香妻琴乃(24)の弟。ともにツアー未勝利で、姉より早い優勝へ向けて好スタートを切った。片岡大育(27)=Kochi黒潮CC、賞金ランキング1位の谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=ら5人が首位に並んだ。
好調なパッティングがスコアを後押しした。14年のマイナビABC選手権第1日以来、ツアー2度目の首位に立った香妻は「朝の練習で思ったところに打てていたし、読みも合っていた。2~3メートルのパーパットが5、6回は入った」と満足そうだった。
前半を1アンダーで折り返し、10番で10メートル以上の距離を沈め、2つ目のバーディーを奪うと、17番でも約5メートルを沈めてバーディー。最終18番は難しいラインだった2メートル強のパーパットを決めた。
前週は下部ツアーで優勝し、弾みをつけて今大会に臨んでいる。現在、レギュラーツアーの賞金ランキングは72位。賞金シード獲得が今季の目標だ。女子プロの姉・琴乃とともにツアーでは未勝利。「(姉より)先に優勝したいというこだわりはない。どちらも勝つことができれば」と、きょうだいそろっての活躍をにらんでいる。