片岡大育が逆転V 18番で勇太振り切った!重圧乗り越え「うれしすぎる」

 「男子ゴルフ・トップ杯東海クラシック・最終日」(2日、三好CC=パー72)

 3位で出た片岡大育(27)=Kochi黒潮CC=がボギーなしの6バーディーで回り、通算16アンダーで昨年5月の関西オープン以来となるツアー通算2勝目を挙げた。1打差の2位に池田勇太、さらに1打差の3位に谷原秀人が入った。

 勇気のショットで片岡が呪縛を振り払った。通算16アンダーの首位で池田と並び、迎えた18番パー4。残り179ヤードの第2打がピンから右へ2メートル強のグリーン上で止まった。

 「一瞬、安全にグリーンの中央を狙おうと思ったが、傾斜で寄っていくと思い、(ピンから)やや左を狙った。狙ったところより右に出たが、残ってくれて良かった」

 この日の18番は、グリーンの右端から約3メートルのところにカップが切られた。グリーンからこぼれ落ちれば、横の池にはまる危険があった。2オンできなかった池田を見て安全策を選ぶ考えもあったが、強気に攻めた。

 結果的に池田は3オン2パット。片岡はバーディーパットを外したものの、プロ2勝目にたどり着いた。重圧から解き放たれホッとしたのか、涙が止まらなかった。

 今春の中日クラウンズ最終日ではプレーオフで敗れて悔し涙を流した。9月のフジサンケイクラシックとANAオープンでも最終日最終組で優勝を争いながらスコアを落とした。苦い経験を重ねてつかんだ約1年4カ月ぶりのツアー2勝目。「ここ2、3試合いい戦いをして、最後勝てなくて…。勝てるのか不安が大きかった。うれしすぎる」と喜びをかみしめた。

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