2016.10.03

畑岡の母キャディーで帯同「私も優勝したい気持ちがあった」　父は驚き「夢のよう」

アマチュアで国内メジャー初制覇を果たした畑岡奈紗（中央）は、父親の仁一さん（左）、母親でキャディーを務める博美さんと優勝トロフィーを手に笑顔を見せる

拡大

　「女子ゴルフ・日本女子オープン・最終日」（２日、烏山城ＣＣ＝パー７１）

　５位から出た１７歳のアマチュア、畑岡奈紗（茨城・ルネサンス高３年）が５バーディー、２ボギーの６８で回り、通算４アンダーで逆転優勝した。アマチュアがメジャー大会を制したのは史上初。１７歳２６３日は、宮里藍の２０歳１０５日を塗り替える大会最年少優勝記録。また、平瀬真由美の２０歳２７日を更新するメジャー最年少優勝記録となった。

　畑岡の両親も娘の快挙を自分のことのように喜んだ。国内の試合ではずっとキャディーを務めている母・博美さんは「本人は口に出さなかったですが、優勝したかったと思います。私も優勝したい気持ちがありました」と、親子で狙ってつかんだ勝利だったことを打ち明けた。コースで見守った父・仁一さんは、にわかには現実が信じられない様子で「ただただ夢のよう。びっくりしているだけです」と目を丸くした。