松山が国内メジャー初制覇、2位に3打差つけ「毎日緊張したが結果出て良かった」
「男子ゴルフ・日本オープン・最終日」(16日、狭山GC=パー70)
最終ラウンドが行われ、単独首位でスタートした松山英樹(24)=LEXUS=が5バーディー、4ボギーとスコアを1打伸ばして通算5アンダー。2位に3打差をつけ、国内メジャー大会初制覇を果たした。
国内ツアーは2014年11月のダンロップフェニックス以来、2シーズンぶり7勝目(アマ時代を含む)。米男子ツアーを主戦場とする松山は現在、同ツアーで2勝を挙げている。
松山はインタビューで「たくさんのギャラリーの方々が来てくれて毎日緊張もしたが、いいプレーができて良かった。(終盤の16番で)難しいパットをうまく打つことができた。アメリカでやっている経験が生きたのかなと思う」と喜びを表した。
松山の参戦で大会コースには連日、記録的なギャラリーが訪れた。松山は「お客さんをわかすようなゴルフができればなと思った。4年前ここ(狭山GC)で日本学生に優勝したが、その時と比べものにならないくらい難しかったが、また同じ地で勝てて良かった。なかなか日本でプレーすることはないが、こうやってたくさんの方々が来てくれるということで、いいプレーをしなきゃいけないというプレッシャーもあったが、その中で結果に結びつけることができて良かった。(次戦からは米ツアー)自分の目標は四大メジャーに勝つことなのでそれに向けて、しっかりと練習していきたい」と話し、盛大な拍手と歓声を受けた。
松山はこの日、2番パー3で第1打をピン2・5メートルにつけてバーディー。3番で第1打を右の深いラフに入れてボギーをたたいたが、6、8番でバーディーを重ねた。前半最後の551ヤードの9番パー5では第1打を左のセミラフに置き、第2打はアイアンで2オンに成功。ここから2パットで難なくバーディーを奪い、通算6アンダーで前半を終えた。
後半インはバーディーチャンスを逃しながら14番までパー。15番パー4では第3打グリーン前からのアプローチが上2・5メートルにつきボギーとして通算5アンダーとしたが、続く16番パー3では約10メートルのフックラインをジャストで沈めてバーディーとし再び通算6アンダー。残り2ホールで2位とは4打差となり優勝に近づいた。最終18番パー4は第1打を右ラフに入れ、第2打はグリーン左手前のラフ。ここからのアプローチを1・5メートルに寄せ、このパーパットは外したものの、通算5アンダーで優勝を決めた。
3アンダー2位で出た池田勇太(日清食品)は2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの通算2アンダーで、李京勲(韓国)ともに2位となった。また、3オーバーの9位からスタートした石川遼(CASIO)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの通算3オーバーで7位に入った。