遼 米復帰戦は「まずまず」 暑さに負けず踏ん張った5打差16位
「米男子ゴルフ・CIMBクラシック・第1日」(20日、TPCクアラルンプール=パー72)
米ツアー復帰戦の石川遼(25)=CASIO=は6バーディー、3ボギー、前週の日本オープン優勝の松山英樹(24)=LEXUS=は6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーでともに69をマークし、首位と5打差の16位となった。64をマークした昨年覇者のジャスティン・トーマス(米国)ら3人がトップに立った。今大会は78人が出場し、予選落ちなしで争われる。
腰痛で戦列を離れた2月以来となる米ツアー復帰戦の第1ラウンドで、石川が踏ん張った。要所を締めて69で回り「まずまず。久しぶりの米ツアーという感じはしなかった」と及第点をつけた。
7位となった前週の日本オープンから一転、うだるような暑さの中で集中力を切らさず戦った。前半に二つスコアを伸ばし、折り返してからの2番。第1打が右の茂みに飛び込んで打ち直しのトラブルに見舞われたが、6メートルのパットをねじ込む“ナイスボギー”でしのいだ。
3番パー5では3打目を1・5メートルに寄せてすぐさま取り返し、終盤の7、8番は復調の兆しが見え始めたショットで好機をつくり連続バーディー。「明日もできれば確信に変わっていく」と好感触を残した。
公傷制度の適用を受けた今季は20試合に出られる。序盤でポイントや賞金を稼いで、出場資格を更新することをまずは目指す。昨年大会の優勝スコアは26アンダー。伸ばし合いとなる舞台で「今日よりもいいスコアを目指す」と気合を入れた。