松山16位からイッキ3位浮上 自己採点「45点」も大物から高評価
「米男子ゴルフ・CIMBクラシック・第2日」(21日、TPCクアラルンプール=パー72)
16位から出た松山英樹(24)=LEXUS=はボギーなしの1イーグル、6バーディーで64をマークし、通算11アンダーで首位と3打差の3位に浮上した。同じく16位スタートの石川遼(25)=CASIO=は6バーディー、2ボギーの68で回り7アンダーの15位。66で回った昨年覇者のジャスティン・トーマス(米国)が通算14アンダーで首位を守った。
大会の公式ホームページで優勝候補の2番手に挙げられた松山が本領を発揮した。一気に八つスコアを伸ばして3位に急浮上。「10アンダーくらい行きたいと思っていたので良かった」と大粒の汗を拭った。
パー3の8番で手前に切られたピンに対してわずかにグリーンに届かなかっただけで、残り17ホールはパーオンに成功。そのほとんどが5メートル以内の好機で、5番(パー5)では残り196ヤードを6番アイアンで左7メートルに2オン。イーグルパットもきっちり決めた。
第1日に「25点」をつけたショットの評価は「45点。自信もまだない」と手厳しい。ピン右下2メートルにつけてバーディーを奪った15番も「ピンの根元にいくつもりだったのにショートした。ランが出たのでチャンスについただけ」と悔しがる。
同組で回った47歳のアーニー・エルス(南アフリカ)から「メジャーに勝てるよ」と声を掛けられたという。大柄で悠然とプレーし“ビッグイージー”の愛称を持つメジャー4勝の大物から高く評価され「ああいう人になれるように頑張りたい」とうれしそうだった。