松山英樹2位 2週間で1億円稼いだ! ツアー3勝目ならずも…
「米男子ゴルフ・CIMBクラシック・最終日」(23日、TPCクアラルンプール=パー72)
4位から出た松山英樹(24)=LEXUS=はボギーなしの6バーディー、66とスコアを伸ばしたが3打及ばず、通算20アンダーの2位に終わり、前週の日本オープンに続く2週連続優勝はならなかった。石川遼(25)=CASIO=は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算13アンダーの10位。64をマークした23歳のジャスティン・トーマス(米国)が通算23アンダーで大会2連覇を果たした。ツアー通算2勝目。
松山は一つの目安としていた20アンダーまで伸ばしたが、ツアー3勝目には3打届かなかった。新シーズンの自身初戦で2位の結果に「(トップに)あそこまでいかれると今の調子ではなかなか追いつけなかった」とさばさばしていた。
首位でスタートしたラヒリが3番パー5で9をたたき、優勝争いは混とん。4位から出た松山は5番パー5では2オンに成功してバーディーを奪い、ティーショットを左に曲げた7番では、ラフから精度の高いショットを放ち伸ばした。だが「ショットもパットも9、10アンダーを出せる力はなかった」と11番からは6ホール連続でパー。勢いが止まり、首位に立ったJ・トーマスに引き離された。
本調子ではないと話す中、16日に日本オープンを制し、続く米ツアー大会で優勝争い。2位の賞金は75万6000ドル(約7860万円)で、日本オープン(優勝4000万円)と合わせて2週間で1億2000万円近くを稼いだ計算になる。次戦は世界選手権シリーズのHSBCチャンピオンズ(上海)。出場選手の層は一気に厚くなるが「ちょっとしたきっかけで良くなると思う。レベルアップしていけたら」と前向きだった。