松山、世界ランクトップ10入り AONに続いた!日本勢18年ぶり
男子ゴルフの23日付最新世界ランキングで松山英樹(24)=LEXUS=が自己最高を一つ更新する10位に上がった。日本ゴルフツアー機構(JGTO)によれば、日本選手の過去最高は1987年に4位となった中嶋常幸で、尾崎将司は5位、青木功は8位の実績がある。松山は98年の尾崎将以来となる日本で4人目のトップ10入りを果たした。
JGTOの青木会長は「時代が違うけど、自分や尾崎、中嶋が上にいる。超えるように頑張ってもらいたい」といっそうの躍進を期待した。
2011年にマスターズで日本人初のベストアマチュアに輝いた直後の松山は450位。そこから一気に駆け上がった。13年6月に初めて50位以内入り、14年6月の米ツアー初優勝で13位まで上がると、その後はほぼ20位以内を維持してきた。
今月16日に日本オープンを制し、23日に米ツアーのCIMBクラシックで2位。ともに出来に不満を抱えながら好成績を挙げた。過去2年に稼いだポイントで決まる世界ランクに、松山が興味を示すことはほとんどないが、最新ランクで上位10人のうち、メジャー未勝利は2人だけ。メジャー優勝の夢が現実味を帯びていることを示す自己ベスト更新となった。