松山が世界選手権初V、圧巻の7打差ぶっちぎり優勝「来年のメジャーが楽しみになった」

 通算23アンダーで初優勝し笑顔の松山英樹=佘山国際GC(共同)
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 「米男子ゴルフ・HSBCチャンピオンズ・最終日」(30日、シャシャン国際GC=パー72)

 2016~17シーズンの世界選手権シリーズ第1戦。17アンダーの単独首位から出た松山英樹(24)=LEXUS=が、6バーディー、ボギーなしの66と伸ばし通算23アンダー。2位に7打差をつけて同シリーズ初優勝を果たした。米ツアーでは今年2月のフェニックスオープン以来の勝利で、日本選手では丸山茂樹以来2人目となる3勝目となった。

 松山は現地のテレビ・インタビューで、「(前夜は)よく眠れたけど、スタートまで緊張していた。その中でノーボギーで回れたのは本当にうれしいと思う。この大会で優勝することができて、これから来年のメジャーがすごく楽しみになりました」と話した。そして、インタビュアーの「どうやって日本でお祝いするのか?」の問いには、「そうなるとうれしいと思います」と笑顔で答えた。

 松山はこの日も好調なパッティングと安定したショットを随所に見せた。スタートの1番パー4では第2打を80センチにつけるバーディー発進。4番パー3は第1打がグリーン右奥のラフまで転がり、第2打のアプローチ後もカップまで5メートルが残ったが、これを沈めてパーセーブ。続く5番パー4は1メートル、7番パー4は3メートルのバーディーパットを決めた。

 8番パー5は2・5メートルのパーパットを決め、前半は3バーディー、ボギーなしと3打スコアを伸ばし、通算20アンダーで後半へ折り返した。

 13番パー4では10メートルの曲がりくねったラインを沈め、この時点で2位に6打差をつける独走ムード。続く14番パー5もきっちり取り、15番パー4は80センチにつけて3連続バーディー。通算23アンダーでリードはこの時点で8打差まで広がった。

 先にホールアウトしたヘンリク・ステンソン(スウェーデン)、同組のダニエル・バーガー(米国)と7打差で迎えた最終18番パー5で、松山は第2打で3Wを手に2オンを狙ったが、ボールはグリーン前の池を越えたハザード内から転がって池に入った。松山は池の手前に戻って第4打を放ち、ピン左5メートルに乗せると、これを沈めるナイス・パーセーブで優勝に花を添えた。

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