堀琴音7位発進 日本人勢唯一の69をマーク 海外選手が多い独特の雰囲気に奮起
「女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・第1日」(4日、太平洋クラブ美野里C=パー72)
日米女子両ツアーを兼ねた大会。世界ランク上位5選手をはじめとした米ツアーの強豪たちの中で、堀琴音(20)=東芝=が5バーディー、2ボギーの69をマークし、首位と3打差の3アンダー、日本人選手最上位の7位につけた。アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)と姜秀衍(カン・スーヨン、韓国)が66をマークして首位発進。1打差の3位にステーシー・ルイス(米国)とジェニー・シン(韓国)が並んだ。
今年7月に初出場した憧れの舞台・全米女子オープンの会場の景色と匂いがよみがえった。「何か、懐かしい感じがしました。だから、挑戦の気持ちが強い。この選手たちの中で自分がどこまでできるかって」と堀琴。海外の選手が多い独特の雰囲気に奮い立った。
8番で1・5メートル、9番パー5では第3打をピンそば30センチにつけ、連続バーディー。後半のインでも1つ伸ばして、日本人選手ただ1人の69をマークした。「トリッキーでショットの精度が求められるコース。マネジメント(戦略)もほぼ良かった」と納得顔だ。
全米女子オープンは1打差で予選落ちしたが、翌日リディア・コ(ニュージーランド)らのプレーを観戦。それがきっかけでロブショットに磨きをかけたことも最近の活躍の原動力に。「今週はできればステーシー・ルイスさんと一緒に回ってみたい。ショットがうまいから」。3位につけた元世界ランク1位の名手を追って、堀琴が意欲満々に第2ラウンドに臨む。