男子ゴルフの三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ（１０日開幕）に出場する世界ランク７位の松山英樹（ＬＥＸＵＳ）が８日、静岡県の太平洋クラブ御殿場で会見した。１０月末に制した世界選手権シリーズのＨＳＢＣチャンピオンズ（上海）からの出場２試合連続優勝に向け「いい流れで来ている。持続できるように頑張りたい」と抱負を述べた。

　東北福祉大の学生でアマチュアだった１１年に勝った大会。「いい印象が残っている。あの時と同じショットが打てるかというと分からないが、今の自分を出せるように」と意気込む。

　予選ラウンドでは、日本ツアーの賞金レースでトップに立つ谷原秀人（国際スポーツ振興協会）と同組。同２位の池田勇太（日清食品）と賞金王レースを繰り広げているが、「谷原さんは先週優勝していい状態だと思う。賞金王争いを邪魔できれば」と、いたずらっぽい笑みを浮かべた。

　大会後は、２４日から石川遼（ＣＡＳＩＯ）と組んで戦うワールドカップ（メルボルン）が控える。「いい成績を残し、その流れでワールドカップに行きたい。その意味で今週はすごく大事」と語った。