比嘉3年ぶり優勝へ2位浮上「チャンスはある」とVへ猛チャージかける
「女子ゴルフ・大王製紙エリエールレディース・第3日」(19日、エリエールGC松山=パー72)」
比嘉真美子(23)=ジブラルタ生命保険=が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算16アンダーで首位に4打差の2位に浮上した。2年連続賞金女王を目指すイ・ボミ(28)=韓国=は13番パー4で「8」をたたくなど74とスコアを落とし、通算4アンダーの37位に後退。首位は通算20アンダーのテレサ・ルー(台湾)。
自信に満ちあふれていた。比嘉の「バーディーを取っても取っても(首位のテレサ・ルーに)追いつかない」という苦笑いにも、それをできる自分がいるという喜びが同居する。
前半5バーディー。バーディーパットはすべて6メートル以内。ショットもいい。パットもいい。後半も3バーディー(1ボギー)を奪い「1ホール1ホールで、成長を感じられています」と顔もほころぶ。
昨年、17試合連続で予選落ちするなど不振に陥り、今季の春先も12試合で10度の予選落ちを喫した。
「逃げ出したい時もあったけど、それに向き合った経験を経て、今につながっている」と、そこから巻き返して前週までに賞金シード復帰も確定させた。
3年ぶりのツアー優勝を飾れば、次週の今季最終戦、ツアー選手権リコーカップに出場できる。「10アンダー取っても追いつけるかどうか分からないけど、(ホール数の)18回、チャンスはある」。大逆転Vへ猛チャージをかける。