藤本麻子シード残った 17番で起死回生のイーグル…賞金ランク49位滑り込み
「女子ゴルフ・大王製紙エリエールレディース・最終日」(20日、エリエールGC松山)
今大会で賞金シードが確定した。劇的に圏内に飛び込んだのが藤本麻子(26)=フリー=だ。
大会前は賞金ランク52位。単独17位以上、というのが6年間守ってきたシード権を継続する条件だった。16番まで通算11アンダーはまだ圏外だったが、17番パー5で2打目をピン右8メートルに乗せ、これを沈める起死回生のイーグルを決めた。
「途中スコアは分からなかったけど、ギリギリだろうなと思いながらプレーしました」という藤本は、最終18番もしびれる1メートルのパーパットを沈めて13位に。この日の賞金と合わせた今季の額が2045万円余りとなり、賞金ランク49位に滑り込んだ。
ここまで苦しんだシーズンについて「逃げすぎというか、セーフティーにいこうとしすぎた」と振り返った藤本は「技術よりも、気持ちを込めたらいいボールを打てる」と来季、さらに上位を目指していく。