「女子ゴルフ・ＬＰＧＡツアー選手権リコー杯・第１日」（２４日、宮崎ＣＣ＝パー７２）

　渡辺彩香（２３）＝大東建託＝が５バーディー、１ボギーの６８で回り、２位に１打差をつけて首位発進した。初出場の堀琴音（２０）＝東芝＝はトップと３打差の６位と好位置につけた。前週、２年連続の賞金女王を決めたイ・ボミ（２８）＝韓国＝は２オーバーの１９位と出遅れた。

　前週の悔しさを思い切りぶつけた。最大瞬間風速１３・８メートルという強風の中、渡辺は２番パー５の３打目を３０センチにつけるバーディーでリズムをつかんだ。

　６番では２０メートルの長いバーディーパットを決めるなど、運も味方につけた。前週の大王製紙エリエールレディースでは、２日目の前半を終えたところで９アンダーと首位争いをしながら、後半は４５と大失速して予選落ち。

　「ショックでした」と言うが、週末は家族とのショッピングで気分転換を図り、「一番ひどい時に比べれば」と前向きに考えて今大会に臨んだ。

　今年の目標は「メジャーを取ること」。そのラストチャンスでの好スタート。「先週はガンガン行き過ぎた反省があるので、自分らしさは持ちつつ、慎重にいきたい」と話し、２日目以降も上だけを見つめてプレーする。