松山&遼4位浮上 首位と7打差、大逆転へ気持ちと技合わせる

 「ISPSハンダW杯ゴルフ・第3日」(26日、キングストンヒースGC=パー72)

 松山英樹(24)=LEXUS=と石川遼(25)=CASIO=が組む日本は8位から出て4バーディー、3ボギーの71で回り、通算7アンダーで4位に浮上した。一つのボールを交互に打つフォアサムで日本は前半にスコアを一つ落としたが、13、14番の連続バーディーで盛り返した。首位のデンマークが70で回って14アンダーに伸ばした。4打差の2位に米国、さらに1打差の3位に中国がつけた。

 迷う石川が背中を押された。13番(パー4)の1打目。調子の上がらないドライバーではなく4番アイアンを考えていた相棒に松山が声を掛けた。「行っちゃえ、行っちゃえ」。勝負の一打がフェアウエーを捉えると2打目を松山が寄せ、石川がチャンスを生かす。2人の気持ちと技が合致したバーディーだった。

 難しいフォアサムで、苦しんだ初日から順番を変えて奇数ホールで石川がティーグラウンドに立った。「僕のドライバーが良くない。これだと(1打目にドライバーを持つのが)9番が最後になる」と踏んだ石川が提案したという。フェアウエーをできるだけキープし、「すごい」と評する松山のアイアンショットを生かす狙い。13番は見立てに反しドライバーを握ったが、4バーディーはいずれも松山がピンを攻めてのチャンスだった。

 順位は四つ上がったものの、首位とは7打差。ひっくり返すのは容易ではないが、最終日のフォアボールは爆発的なスコアも可能な方式だ。「厳しい数字だが、2人がかみ合えばまだ可能性はある」(松山)と諦めない2人。目標スコアを問われると「50台です」と口をそろえた。

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