松山、石川組は6位、7バーディーもVならず W杯ゴルフ最終R

最終ラウンド、3番でバーディーを奪い、拳を合わせる松山英樹(左)と石川遼=キングストンヒースGC
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 「ISPSハンダW杯ゴルフ・最終日」(27日、キングストンヒースGC=パー72)

 通算7アンダーの4位で出た日本代表の松山英樹(LEXUS)、石川遼(CASIO)組は最終ラウンドを7バーディー、ボギーなしの65で回ったが、通算14アンダーの6位となり、2002年の丸山茂樹、伊沢利光コンビ以来となる日本勢3度目の優勝はならなかった。

 首位で出たデンマーク(S・ケルドセン、T・オルセン組)が通算20アンダーで初優勝。フランス、中国、米国が4打差の2位。スウェーデンが5位。イタリアが日本とともに6位となった。

 最終ラウンドは各選手が自分のボールをプレーして、ホールごとにいい方のスコアを採用するフォアボール形式で行われた。日本の2人は下が白、上が赤基調のウエアで初日とは逆バージョンの日の丸カラーで登場した。

 序盤は3番パー4で松山が4メートルのバーディーパットを沈めてスコアが動き出した。続く4番パー4では石川が第2打を右からの横スピンで手前30センチにつけ連続バーディー。

 さらに5番パー4でも先に松山が第2打を手前1・5メートルにつけると、石川はその内側のピン左40センチにピタリ。これを沈めて3連続バーディーとなった。

 7番パー4では松山がこの大会を通じて用いてきた、第1打で右隣の1番ホールのフェアウエーを狙う作戦で、第2打をピン右1メートルにつけるスーパーショット。スライスラインのバーディーパットを決めた。日本は前半を4バーディーで回り、スコアを通算11アンダーに伸ばし、この時点で首位デンマークと3打差の4位で後半へ折り返した。

 後半は10、11番のパー4、12番パー5でバーディーチャンスでのパットを決めきらないホールが続いたが、13番パー4で石川が1・5メートルのパットを決めて6ホールぶりのバーディー。15番パー3では松山が2・5メートルのバーディーパットを決めた。

 最終18番パー4では松山が第2打をピン右前1・5メートルにつけ、バーディーパットも沈めて4日間の戦いを終えた。

 3年ぶりの開催となった国・地域別の対抗戦。28チーム56人が参加した。大会は第1、3ラウンドが、2人が1つのボールを交互に打つフォアサム形式。第2、4(最終)ラウンドが、各選手が自分のボールをプレーし、ホールごとにいい方のスコアを採用するフォアボール形式で行われた。

 なお、最終日の気象条件は曇り、気温14度、南南西の風4メートル、湿度81%だった。今大会の賞金総額は800万ドル(約9億円)、優勝賞金は256万ドル(約2億9000万円)で1人128万ドル(約1億4500万円)。

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