「女子ゴルフ・ＬＰＧＡツアー選手権リコー杯・最終日」（２７日、宮崎ＣＣ＝パー７２）

　すでに２年連続の賞金女王を決めているイ・ボミ（２８）＝韓国＝は４バーディー、ノーボギーの６８で回り、通算２アンダーの９位に入った。今季は賞金女王も含めて６冠を獲得した。キム・ハヌル（２７）＝韓国＝が７２で回り、通算９アンダーでメジャー初制覇を果たした。今季２勝目でツアー通算３勝目。６６で回った成田美寿々（２４）＝オンワードホールディングス＝１打差の２位に食い込んだ。

　最後は１８番、３メートルのバーディーパットをねじ込み、晴れやかなボミ・スマイルで今季のプレーを終えた。イ・ボミがノーボギーのラウンドで９位に順位を上げた。

　賞金額、平均ストロークなど各部門に加えてメルセデス最優秀選手賞も獲得。６冠の活躍に「本当にうれしい」と話した。絶対女王の印象もあるが、本人は「成長している」とまだ上を見ている。

　来季の目標はあえて３年連続の賞金女王には置かない。今季はアン・ソンジュが持っていた平均ストロークのツアー最少記録（１４年の７０・１３２４）を塗り替える７０・０９２２をマークしたが、目指していた６０台には届かなかった。来季は再び、その目標にチャレンジするという。

　そこを狙うことで「プレッシャーを感じず頑張れる。結果、（大きなタイトルが）ついてくる」。“ツヨカワ”ゴルファーがどこまで進化するか、来季も大注目だ。