米女子ゴルフツアー最終予選会で１４位になり、来季の出場権を獲得した畑岡奈紗（１７）＝茨城・ルネサンス高３年＝が７日、成田空港着の便で帰国。来季の目標に賞金シード獲得とツアー１勝、将来的な目標に世界ランク１位を挙げた。

　５日間のし烈な戦いを勝ち抜き、つかんだ米女子ツアー出場権。それもあこがれの宮里藍や宮里美香よりも若い１７歳で手にした。空港到着ロビーでの即席会見では「うれしいです。（来年は）賞金シードを取って、できれば優勝。将来は世界ランク１位になりたい」と話した。

　そのための課題として、体力、飛距離、言葉、芝の質の違いなどを挙げ、「体力は走ってつけます。（ドライバーの）飛距離はあと１５ヤードほしいですね」と、約２５０ヤードからの飛距離アップを誓った。

　今後は年末年始にマレーシアで合宿し、来春１月下旬の開幕戦、ピュアシルク・バハマ・クラシック（バハマ）から参戦の意向。ツアー転戦はほぼ単独で行うことになるという。「母（博美さん）が何回か来てくれると思うけど、基本的には独りです」と覚悟を口にした。