川岸良兼の次女、史果が2打差の2位発進 LPGA新人戦
「女子ゴルフ・LPGA新人戦加賀電子カップ・第1日」(8日、グレートアイランドC=パー72)
7月の女子プロテストに合格したルーキーたちによる2日間大会で、男子プロ・川岸良兼の次女で“大物”の呼び声高い22歳、川岸史果(ふみか)が3バーディー、1ボギーの70で回り、首位と2打差の2位につけた。
前週の最終予選会(ファイナルQT)を26位で通過、来季ツアーのフル参戦権を手にした川岸。「来週の新人戦は優勝します!」と、高らかに宣言していた。一生に一度だけしかチャンスがないタイトル。勝てば不動裕理、横峯さくら、上田桃子、森田理香子らとともに歴代覇者に名前が並ぶ。
「今日はティーショットがちょっと狙いより右に出るのが気になったけれど、首位と2打差はいい位置。チャンスは十分あると思います」。前半1バーディーで折り返し、10番でボギーにしたが、12番166ヤードパー3で6番アイアンのショットをピンそば80センチに。最終18番では残り105ヤードを48度ウエッジで1・5メートルにつけ、ただ1人のバーディーフィニッシュを決めた。
13日から3日間は新人研修が義務づけられている。「それが終わったら16日に入院して、19日に手術なんです」。高校2年の終わりオーストラリアへの修学旅行中に骨折した右足くるぶし付近に関節ネズミと呼ばれる骨のかけらが残り、現在も痛みがある。それを除去する手術だ。「今はテーピングと、足底を少し高くする工夫をしてやってます。手術翌日から歩けるそうで心配していない。まずは明日、今年最後の試合。優勝で締めくくれたらいいなと思います」
7月のプロテストでは2日目に人生初のホールインワン、最終日に自己ベストタイ65で回って大逆転合格を果たした“神ってる”ルーキー。新人戦Vも披露してくれそうな気配だ。