タイガー・ウッズがBS社とボール契約「勝つために戻ってきた」
ゴルフメーカーのブリヂストン(BS)スポーツ社は16日、男子ゴルフのタイガー・ウッズ(40)=米国=とゴルフボール契約を締結したことを発表した。同社の「TOUR(ツアー)B330S Bマークエディション」を使用する。
1996年のプロ転向以降はナイキ社と総合契約を結んできたウッズだが、同社は先にゴルフ用品事業の縮小を発表し、ボール、クラブなどの製造から撤退することを決めている。新契約先となるBS社によると、ウッズは各社のボールを徹底的にテストした結果、「ツアーB330S」を選んだという。
ウッズは腰痛などの治療のため昨年8月から長期休養していたが、今月初旬に自身が主催する「ヒーローワールドチャレンジ」で1年3カ月ぶりに実戦復帰し、来年からの米ツアー復帰を視野に入れている。また、復帰戦では「ツアーB330S」を使用したことを明らかにしている。
このボールはブラント・スネデカー、マット・クーチャー、フレッド・カプルス(いずれも米国)、ニック・ファルド(英国)のほか、今年のマスターズでベストアマを獲得し、直後にプロ転向したブライソン・デシャンボー(米国)や今季の日本ツアーで賞金王となった池田勇太も使用している。
ウッズはBS社を通じ、「私にとって最も重要なギアは『ゴルフボール』だ。ツアーに参戦するにあたり、各社のツアーボールを徹底的にテストした結果ベストなゴルフボールが『BRIDGESTONE GOLF TOUR B330S』だった。(中略)私は勝つためにツアーに戻ってきた。革新的で画期的なブリヂストンのゴルフボールが、勝利に導いてくれると信じている」などとコメントを寄せた。