美しきボミ今年も“独占” 5冠の中で新設・資生堂賞「一番うれしい」
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は20日、都内で今季の表彰式を行い、2年連続賞金女王のイ・ボミ(28)=韓国=が年間最優秀選手賞など5部門を受賞した。アマチュアで日本女子オープンを史上最年少の17歳で制した畑岡奈紗が敢闘賞を受賞。新人賞は、大東建託いい部屋ネット・レディースでツアー初優勝した20歳のささきしょうこが選ばれた。
今季5勝を挙げて2年連続賞金女王に輝いたイ・ボミは5冠の中でも、特に、新設されたLPGA資生堂賞を喜んだ。成績、社会への貢献度、内面・外面の美しさにおいて、最も輝いている選手を選ぶもので「絶対自分じゃないと思っていたので、これが一番うれしい」と目を輝かせた。
メディアが選ぶベストショット賞は、プレーオフを制した3月のヨコハマタイヤPRGRレディース最終日18番で、スライスをかけてカップ30センチにつけたセカンドショットが選ばれた。「期待していなかったのでうれしかった。それもサプライズで」と興奮気味に振り返った。
今季も表彰式をイ・ボミ一色に染めた。3年連続賞金女王、平均ストロークで女子初の60台入りを目指す来季へ向けて「大きい目標も大事だけど、心のなかでは少しでも今年より成長できたらいいなと思う」と足元を見据えた。