松山17番悔しいダボも3打差6位に浮上 新年初Vへ一歩前進
「米男子ゴルフ・SBSチャンピオンズ・第2日」(6日、カパルア・プランテーションC=パー73)
7位からスタートした松山英樹(24)=LEXUS=は7バーディー、1ダブルボギーの68で回り、通算9アンダーで、首位と3打差の6位に浮上した。67をマークして通算12アンダーに伸ばしたジャスティン・トーマスとライアン・ムーア(ともに米国)が首位に並んだ。
松山が、新年初Vへ一歩近づいた。アウトは、ほぼ完璧な内容で5バーディーを奪取。インでは17番でダブルボギーをたたいたが、トータルで5つ伸ばした。首位とは前日の4打差7位から、3打差6位へ詰め寄った。
序盤からショットが好調だった。3番で3・5メートルを沈め、勢いに乗った。4番の2・4メートルを決め、2オンに成功した5番パー5まで3連続バーディー。8番パー3は1メートル、9番パー5は第3打を30センチにつけて、一時は首位に並んだ。
悔やまれるのは17番パー4。ドライバーショットが左の深いラフに入り、残りは247ヤードあった。グリーン手前の赤杭ハザードを越えるのに200ヤード必要だったが、いけると判断した5番アイアンでの第2打が失敗。グリーンを大きくショートし、ボールはハザードに消えた。
後方にドロップして打った第4打も寄らず、ダブルボギーで後退。「状況判断ができていなかった。(ボールの状況は)よくはなかったけれど、いけるかなと思った。仕方ない」と反省した。
ミスは引きずらず、18番で取り返すのが今の松山の強さ。663ヤードのパー5で第2打をグリーン手前まで運び、1・5メートルまで寄せて難なくバーディーフィニッシュした。「そんなにいい感じじゃないゴルフで、この位置にいられる。明日、上位で上がらないと最終日が厳しくなるので、少しでも伸ばしたい」と、しっかりした口調で話した。
(米ハワイ州・カパルア テッド・ムース)