石川遼34位発進 新ドライバーが好調、パットに苦しむも4バーディー
「米男子ゴルフ・キャリアビルダーチャレンジ・第1日」(19日、ラキンタCC=パー72)
2017年初戦の石川遼(25)=CASIO=は4バーディー、1ボギーの69で回り、34位発進となった。25歳の新人、ドミニク・ボゼリ(米国)が64と伸ばして単独首位。この大会は3日間にわたって3会場を回り、予選ラウンドを行う。松山英樹(24)=レクサス=は出場していない。
昨年12月の日本シリーズJTカップ以来の試合となった石川は、冷たい雨も降る中での初戦とあって、静かなスタート。3アンダーの出足に「久しぶりの試合というのもそんなになく、変わりなくプレーできた。いいショットもいくつかあった」と、ほっとした表情を浮かべた。
クラブ契約しているキャロウェイの新しいドライバーが好調で、フェアウエーを外したのは2回だけ。ただ、パッティングを決めきれず、1番で2メートルのチャンスを逃し、7番は10メートルを3パットして唯一のボギー。ラウンド後は練習グリーンに直行した。
腰の痛みに苦しんだ昨年の経験を生かし、今週からはスタートの4時間前にじっくりウオーミングアップを始めるルーティンを採用。「朝苦手なタイプじゃないんで。こうすると、体の動きが違う。スムーズに動く。自己治癒力も大事なので、ラウンド後もマッサージに頼りすぎないようにする」と言う。
昨年10月に始まった米ツアーの今季は4戦してポイントランク96位。シード権の確保、初優勝を目指して試行錯誤が続く。優勝スコアは例年、25アンダー前後。「もう少しショットがピンにつけばまだまだ伸ばせる。引き続き同じことをやっていきたい」と落ち着いて話した。