ウッズ復帰戦133位発進 過去8勝と得意のコースも4オーバー

 「米男子ゴルフ・ファーマーズ・インシュアランス・オープン・第1日」(26日、トーリーパインズGC=パー72)

 腰の手術などをへて1年5カ月ぶりに米ツアー復帰のタイガー・ウッズ(41)=米国=は3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの76、4オーバーで133位と苦しい出だしとなった。松山英樹(24)=レクサス=は71で1アンダー、首位と6打差の47位。石川遼(25)=カシオ=は2オーバーで117位と出遅れた。首位は7アンダーのジャスティン・ローズ(英国)。大会は南北2コースを2日間にわたって回り予選ラウンドを行う。

 ウッズが米ツアーに戻ってきた。昨年12月に自ら主催するチャリティー大会、ヒーロー・ワールドチャレンジ(バハマ)で実戦に復帰したが、主戦場であるツアーでの戦いは2015年8月以来。しかも、会場は08年全米オープンなど過去8勝している得意のコース。初日から多くのギャラリーが集まったが、プレーはまだ全盛時にはほど遠い内容。ウッズ本人も何度もため息をついた。

 腰に負担をかけないためか、かつての強振するスイングは影を潜めた。前半は1番のボギー以降、懸命にパッティングでしのぎ、アウトは37。そしてインに入り、10番と11番を連続バーディー。いよいよ本領発揮かと思わせたが、12番から3連続ボギー。終盤6ホールで6つ落とした。

 結局、フェアウエーをとらえたのは4回だけ。ドライビングディスタンスは291・5ヤードで、全体の52番目だった。「一日中必死で戦ったが…。第2ラウンドはきれいなベントグリーンの北コース。パットが決まればスコアを伸ばせる」と気丈に語った。

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