畑岡奈紗「緊張」も上々の米デビュー 風にも耐えて50位発進

 「米女子ゴルフ・ピュアシルク・バハマ・クラシック・第1日」(26日、オーシャンクラブGC=パー73)

 同ツアー本格参戦の初戦となる18歳の畑岡奈紗(森ビル)は4バーディー、3ボギーの72で回り、50位発進となった。畑岡は昨秋の日本女子オープン選手権を史上最年少で制してプロに転向。米女子ツアーの最終予選会を突破して出場権を得た。上原彩子(モスフードサービス)は1イーグル、3バーディー、2ボギーの70で25位。ブリタニー・リンシカム(米国)が64をマークして単独首位に立った。

 上々のスタートと言っていい。注目のルーキー畑岡は開幕戦の第1ラウンドを1アンダーで回り、本格参戦する憧れの舞台で確かな第一歩を記した。それでも「ずっと緊張していた」と、平常心でプレーできなかった初日に悔しさを隠さなかった。

 ほぼ風がなかった前半は精度の高いショットを披露した。「ピンに絡むような理想的なショットが打てた」と、3番はピンに直撃して手前に転がり、1・5メートルを沈めて初バーディー。4番でボギーとした後の6、7番でもバーディーを奪い、2アンダーで折り返した。

 だが、風が吹き始めた後半は苦戦した、10番、11番で連続ボギー。15番でスコアを一つ取り返すのがやっとで「(風の対処が)すごく難しかった」と振り返った。シーズンオフに取り組んだスイング改造も道半ばで「思うようなリズムでクラブを使えていない」と課題を口にした。

 今大会に出場していない宮里藍の専属キャディー、ミック・シーボーン氏が臨時でバッグを担ぐ。大型新人のデビュー戦にシーボーン氏も「風の中でもよく耐えていた。18歳とは思えないよ」と及第点を与えた。

 反省が残った一方で、確かな手応えも得た。次はもう、雰囲気にのまれることもない。畑岡は第2ラウンドに向け、「60台で回りたい」と予選突破へ意欲を示した。

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