谷原復調!6バーディーで36位浮上 マスターズ出場へ意欲
「米男子ゴルフ・世界選手権シリーズ・メキシコ選手権・第2日」(3日、チャプルテペックGC=パー71)
4月のマスターズ出場を目指す谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=は6バーディー、2ボギーの67と伸ばし、通算イーブンパー。61位から36位に浮上した。世界ランク4位の松山英樹(25)=LEXUS=は連日の72で通算2オーバーの46位、池田勇太(31)は74と振るわず通算7オーバーの68位に後退した。疲労骨折から復帰したロリー・マキロイ(英国)が通算9アンダーで首位に立った。今大会は予選落ちなしで行われる。
体調が戻った谷原はプレーも復調。日本ツアー屈指のパッティングの名手らしく、特にグリーン上でさえを見せて第2ラウンドは26パットだった。2番で2・5メートル、3番で1メートルを難なく沈める連続バーディーで波に乗り、10番ではカラーから10メートルを決めた。16番は残り175ヤードをグリーン奥からの傾斜を使って20センチにつけ、6つ目のバーディーを奪った。
マスターズ(4月6日開幕)に出場するには、開催前週時点で世界ランキング50位以内が条件。谷原は現在56位で、今大会と、出場を予定している世界選手権シリーズ・デルマッチプレー(22~26日)で好成績を挙げれば、切符をつかむのは十分可能な位置だ。
「ご飯もやっと食べられるようになった。ティーショットがフェアウエーに行けば、アンダーパーは出せるという感じ」と自信をつかんだよう。「順位が上に行けば行くほど、世界ランクのポイントが高くなる。最後まで諦め悪くいきますよ」と、あくまでマスターズ出場にこだわる。