松山25位に浮上 パットが復調し6バーディ「やっと伸ばせた」
「米男子ゴルフ・世界選手権シリーズ・メキシコ選手権・第3日」(4日、チャプルテペックGC=パー71)
松山英樹(25)=LEXUS=が6バーディー、1ボギーの66と復調し、通算3アンダーの25位に浮上した。谷原秀人は6バーディー、2ボギーの67と伸ばし、通算4アンダーで18位。池田勇太は通算8オーバーで68位。2位で出たジャスティン・トーマス(米国)が5つ伸ばし、通算12アンダーで首位に立った。
グリーンでの苦戦が続いていた松山だが、この日は28パットと復調。3日目にしてようやくアンダーパーの66をマークし、「やっと伸ばせた。いいストロークじゃなかったが、パットが入ってくれた」とほっとしたように笑みを浮かべた。
序盤の11番で3メートルのバーディーパットが決まり、流れをつかんだ。15番(パー5)は2オンに成功。17番は1メートル半をきっちりと沈めた。後半も安定感を失わず1、2、6番でバーディーを重ね「アプローチも少し良くなった」と言う。
前日までぶれがちだったティーショットも、パー3を除く全14ホールでフェアウエーを捉えた。「後から考えると全部フェアウエーから打っていた。びっくりした」と驚くほどで「こうやって普通にプレーすれば伸ばせる」と納得の表情。優勝争いは厳しいが、上位を狙う闘志は失っていない。「あとはパット次第。最終日は少しでも伸ばしていきたい」と足元を見つめた。