史果無念の2位… 強風にショット乱されスコア伸ばせず自滅

 最終日、優勝を逃すもギャラリーの声援に応える川岸史果
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 「女子ゴルフ・ダイキン・オーキッド・レディース・最終日」(5日、琉球GC=パー72)

 男子ゴルフの元祖怪物、川岸良兼の次女・史果(22)=加賀電子=は単独首位で出たが、1バーディー、5ボギーの76と崩れ、通算5アンダーの2位に終わった。2打差の2位でスタートしたアン・ソンジュ(韓国)が4バーディー、5ボギーの73でまとめ、通算6アンダーでツアー通算23勝目を挙げた。大城さつきは75とスコアを伸ばせず、通算4アンダーでイ・ボミと並び3位にとどまった。

 強風でショットが乱れ、アプローチもピンに絡まない。川岸にとっては初の最終日最終組、そして初の優勝争い。その苦しみは予想をはるかに超えていた。2日目から立っていたトップの座を、最後に自滅で明け渡し「自分の首を絞めてしまったラウンドだった」と肩を落とした。

 勝負どころの16番で1メートルのパーパットを外し、アン・ソンジュと首位で並んで迎えた18番パー5。2打でグリーン右まで運んだが、アプローチがグリーンをオーバー。バーディーを逃し、アン・ソンジュに4メートルのウイニングパットを決められ万事休した。

 初優勝という大魚は逃がしたが、大きな自信もつかんだ。「今週は飛距離とセカンドショットが自信になった。最終日最終組の貴重な経験を生かし、また次を頑張りたい。お父さん?16番で短いのを外しているので、何やっているんだと言うと思います」。怪物のDNAを受け継ぐ大器に覚醒の予感が漂う。

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