青木瀬令奈65で単独首位発進 独学メンタルで強気ゴルフ…プロ7年目の初Vへ
「ヨコハマタイヤ・プロギア・レディース第1日」(10日、高知県土佐CC=パー72)
プロ7年目で未勝利の青木瀬令奈(24)=三和シャッター工業=が7バーディー、ボギーなしの7アンダー65を出して単独首位に立った。4アンダー68で回った鈴木愛、キム・ハヌルが3打差の2位。葭葉ルミ、森田遥、一ノ瀬優希、大山志保、先週優勝のアン・ソンジュら7人が3アンダー69で4位につけた。大会ホステスプロの原江里菜と森田理香子は2オーバー74で65位と出遅れた。
強いメンタルを武器に、青木がバーディーを量産した。硬く速いグリーンが難度を上げるコースに対し、5番で下から1メートルを沈めると、7番は7ヤードをチップイン。8番は2メートルの上りを入れた。折り返し後は10番からどとうの3連続。15番も2メートルを放り込んだ。
2位に3打差をつけ、一昨年の大東建託いい部屋ネット以来の初日首位発進。「今日の目標は5アンダー。早い段階で達成できたので、目標を8アンダーに修正しました。グリーンが硬く風も強かったですが、いいプレーができた」と充実の笑みを浮かべた。
昨年から独学でメンタルの勉強をしている。フィル・ミケルソンのメンタルトレーナー、マイケル・T・ラードンの著作「ゴルフ メンタルゲームに勝つ方法」を精読し、絶対忘れないように要点を数冊のノートに書き取った。
「その結果、自分は気持ち的に攻めるゴルフの方が好結果が出ることが分かった。今日は毎ホールバーディーを取るつもりでプレーした。それがよかったんだと思います」
一昨年、昨年と賞金ランク27位で2年連続シードを確保し、今季は初優勝が目標。パターを今年台形型に換えたのも追い風で「明日も攻める意識を高く持ってやりたい」。今週こそ悲願を達成する。