ゴルフ界の“エリカ様”完全V!外国人連勝記録を8で止めた
「女子ゴルフ・Tポイントレディース・最終日」(19日、鹿児島高牧CC=パー72)
2打差単独首位で出たゴルフ界の“エリカ様”こと菊地絵理香(28)=オンワードホールディングス=が68とスコアを伸ばし、大会レコードタイの通算14アンダー。2位に5打差をつけ、初日からの首位を守った完全勝利で今季初、通算3勝目を飾った。2位に渡辺彩香(23)=大東建託、3位にペ・ヒギョン(韓国)が入った。
まさに“エリカ様”だ。初日から3日間、誰にも首位の座を譲ることなくフェアウエーのど真ん中を闊歩(かっぽ)し、菊地がゆるぎない強さで完全Vを決めた。
「正直言うと、まだ優勝できる状態ではないと思ってた。だけどなぜか今週は試合のラウンドをこなすほどに調子が上がってきた。このチャンスを逃す手はない、勝ちたいと思ってました」
1番パー5で残り85ヤードの第3打をピンそば1メートルにピタリとつけ、バーディー発進で後続に先制パンチ。9番ではピンそば50センチにつけるショットで前半を締め、後半はノーボギー、2つのバーディーを追加して独走態勢のままゴールインした。
それでも「まだまだ技術不足。イ・ボミ、アン・ソンジュ、申ジエの3人の足元にも及ばない。挑戦する身です」という。そして「勝てば勝つほど、次の優勝が欲しくなる。今年は国内メジャーに勝ちたいです」と、はっきりと口にした。
女王君臨の期待も高まるところだが「もちろん上を目指しますが、しっかり足元を見ながらやっていくのが自分のスタイルだと思う」とも。昨年から続いた外国人選手連勝記録を8でストップし、生涯獲得賞金3億円を突破。足元には女王の座への赤じゅうたんが敷かれているかもしれない。