熊本地震で中止から1年 不動裕理、イ・ボミらが集結 KKT杯バンテリンレディス
熊本地震の直撃で開催中止から1年、女子ゴルフのKKT杯バンテリンレディス(賞金総額1億円、優勝1800万円)が14日、熊本県菊陽町の熊本空港CC(6452ヤード・パー72)で開幕する。米メジャー遠征から日本ツアーに戻ったイ・ボミ(韓国)をはじめ、今大会で単独9位以内に入れば生涯獲得賞金6億円突破を果たす上田桃子(30)=かんぽ生命=ら地元出身選手に期待。中でも3年ぶり大会出場の熊本県民栄誉賞・不動裕理(40)に注目が集まる。
ツアー通算50勝を達成した2011年12月、柔道・山下泰裕らに続く5人目(その後野球・川上哲治、秋山幸二など現在まで9人が受賞)の熊本県民栄誉賞を、女性として初受賞。昨季は年間を通して3試合のみのトーナメント出場だったが、今季は開幕2戦をこなし、これがもう3戦目。14年大会以来の地元大会登場だ。
「ちゃんと見せられるゴルフができるのかという葛藤がありましたが、地震から1年、ということも少し頭の中にあって出場を決めました。今のところティーショットとパッティングは不安。見てくれる人たちのため息を減らせるように頑張ります」と、不動らしい言い回しで健闘を誓う。初日はボミ、勝みなみとの豪華ペアリングだ。