20歳ルーキー・星野陸也が単独首位発進!若さ全開いきなり66飛び出した
「男子ゴルフ・東建ホームメイトカップ・第1日」(13日、東建多度CC名古屋=パー71)
期待のルーキー星野陸也(20)=フリー=が1イーグル、4バーディー、1ボギーの5アンダー66で初の単独首位に立った。石川遼と所属事務所が同じ“遼の弟分”に脱皮の時が訪れた。任成宰が4アンダー67で1打差の2位。稲森佑貴、平塚哲二ら6人が3アンダー68で3位につけた。
高い潜在能力を存分に発揮した。インスタートの17番。518ヤードの短いパー5で、星野陸がいきなり“魅”せた。第1打で320ヤード超のビッグドライブを放ち、ピンまで残り187ヤードの第2打は、何と8Iでカップ手前2メートルに2オン。これを難なく沈めてイーグルを奪った。
5アンダー66は昨年アジアパシフィック・ダイヤモンドカップ2日目に並ぶツアーベストスコア。アマチュア時代も含め、ツアー出場10試合目で初の単独トップに立ち「今日は90点。3つのパー5で2つバーディーを取って、難しいパー3でボギーひとつと予想していたけど、それよりよかった」と充実感を漂わせた。
所属事務所が同じ石川遼の“弟分”で、先輩同様に平均飛距離300ヤードのドライバーショットが武器。昨年8月に日大を中退してプロ転向するや、年末の最終予選会は2位に7打差をつけて1位通過した。今季は1月のSMBCシンガポールオープン6位、レオパレス21ミャンマーオープン9位と好発進し、2週前の下部ツアー「Novil Cup」でプロ初優勝。その勢いをそのまま国内開幕戦に持ち込んだ。
「明日も気を抜かず、上を目指して頑張りたい」。大器が脱皮の瞬間を見据えた。