藤本が猛追し国内開幕戦2位に食い込む 9番でトップも後半勢い止まる
「男子ゴルフ・東建ホームメイトカップ・最終日」(16日、東建多度CC名古屋=パー71)
7位で出た藤本佳則(27)=国際スポーツ振興協会=が6バーディー、ノーボギーの65と猛追し、通算14アンダーで2打差の2位に食い込んだ。2013年以来のツアー3勝目はならなかったが、昨年の倍近い8645人のギャラリーを大いに沸かせた。首位でスタートした梁津萬(中国)が68で逃げ切り、2015年の日本ゴルフツアー選手権以来となるツアー2勝目を挙げた。
優勝に届きそうで届かなかった。藤本は2番からの3連続バーディーでエンジン全開。パットも好調で、6番で6メートルを放り込むと、9番では8メートルを沈め、この時点で単独トップに立った。
だが、後半インで勢いが止まった。12番でバーディーを奪ったものの、その後は沈黙。バーディーを狙える17番パー5では第2打をミスしてチャンスを作れなかった。「17番のセカンドはダフった。(後半は)グリーンも難しいところばかりについてしまった」と悔しそうに振り返った。
4年ぶりの優勝は逃したが、国内開幕戦で2位は今季へ向けて明るい材料。「今週のように優勝争いを多くすれば、いつかは優勝できると思う」と前を向いた。