片岡ニューボディーで今年こそ!抜本的に食事法見直し
「男子ゴルフ・中日クラウンズ」(27日開幕、名古屋ゴルフ倶楽部和合コース=パー70)
昨年大会で“涙の敗北”を喫した片岡大育(28)=Kochi黒潮CC=は25日、アウト9ホールを回って最終調整。「良いイメージを持ってやりたい」と静かに意欲を語った。
片岡は牙を研ぎつつ、高ぶりを抑えた。いつものように、いつものゴルフを-。1年前、天国から地獄に突き落とされた男が手にした極意でもある。
「特に、何も変わらないですね。コースが難しいなあという印象はありますが、その癖も(以前よりは)だいぶ分かってきている」
昨年大会最終日。2位に2打差の首位で迎えた17番パー3、片岡が放った1打目は想定外のミスショットとなり、痛恨のダブルボギー。その悔恨はある。だが時間がたつにつれ、難攻不落の和合で「スコアを伸ばせた」という自信が1打の失敗を大きく上回った。
昨季途中から食事法を抜本的に見直した。大好きだった酒もほぼ断った。トレーナーの指導を仰いで体力アップを図り、体重は73キロまで増え、体脂肪率は約5%も減った。すべては、勝つために-。
「体の動きはいい。スイングもいい。あとは、自分のプレーをするだけ。いつでも行く準備はできています」
和合の怖さを知り、強くなった。雌伏の日々を経て、片岡が戦いに打って出る。