AOレジェンド5年ぶり競演!青木104位、尾崎103位でも注目度衰え知らず
「男子ゴルフ・中日クラウンズ・第1日」(27日、名古屋GC和合=パー70)
74歳7カ月27日の青木功(フリー)は自身のツアー史上最年長出場記録を更新し、1トリプルボギー、2ダブルボギー、8ボギー、15オーバーの104位発進となった。5年ぶりに青木と同組で回ったツアー94勝の70歳、尾崎将司(セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)は1トリプルボギー、2ダブルボギー、6ボギーの103位。今平周吾(24)=レオパレスリゾート グアム=とタンヤゴーン・クロンパ(タイ)が64の6アンダーで首位に並んだ。
青木と尾崎将は、ともにバーディーなしでトリプルボギーもたたいた。それでも、同組で5年ぶりのAO対決に注目度は衰え知らずだった。1番のティーショットがフェアウエーを捉えると、青木は、歓声を上げたギャラリーに向かって「真ん中、いったよ!!」と声を張り上げて、ファンを喜ばせた。
青木は昨年マークした73歳7カ月28日のツアー史上最年長出場記録を更新。もっとも、勝負にこだわる姿勢を打ち出していただけに「お互い、悪いのが出た。悪いなら悪いなりに火花を散らした」と振り返った。
尾崎将も苦しいゴルフとなった。13番パー3では、バーディーパットを外して顔をしかめた。「自分の気持ちがちょっと落ち込んだら、簡単にスコアが崩れてしまう。屈辱の限りだ」と表情は厳しいままだった。
ともに大会最多5度の優勝を誇る「AO」の競演。17番パー3では、前の組を待つ間、ティーグラウンドでクラブを手に笑顔で言葉を交わす場面もあった。
青木が「エージシュートをやろうと思ったけど、ダメだった」と言えば、「プロだからいいショットはある。でも、いいショットより悪いショットの方が多いんだから」と下を向いた尾崎将。結果は伴わなかったものの、レジェンドに惜しみない拍手が送られた。