今平周吾 自身初の予選トップ通過 ミスショットから起死回生の一打

 「男子ゴルフ・中日クラウンズ・第2日」(28日、名古屋GC和合=パー70)

 松山・石川世代の1人、首位で出た今平周吾(24)=レオパレスリゾートグアム=が5バーディー、1ボギーの66で回り、通算10アンダーで自身初の予選トップ通過を決めた。念願のツアー初優勝を狙う。6位で出た宮里優作(36)が65をマークし、67と伸ばした谷口徹(49)と通算8アンダーで並んで首位と2打差の2位につけた。

 鋭いショットが何度もうなりを上げた。今平は4、7番パー3ではともに2メートル、12番では2打目を4メートルにピタリとつけた。ピンチでは冷静だった。17番パー3であわや池ポチャのミスショットから、1・5メートルに寄せて難なくパーセーブ。起死回生の一打でギャラリーから大歓声を浴びた。

 2週前の東建ホームメイト杯で同組で回った藤田寛之が「本当に良いスイングをする。早く優勝してくれないかな」と推した実力は一級品。難攻不落の和合でもショットはぶれず、「僕に合っている」と言ってのけた。

 中日クラウンズの予選通過スコアが2ケタアンダーになったのは、2006年の片山晋呉、川原希以来、実に11年ぶり。念願の頂点へ、「このまま伸ばしていきたい」と今平。快進撃を止めるつもりはない。

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