松山&谷原組は23位に後退もスコアは伸ばし視線は前向き「最終日楽しみ」

 「米男子ゴルフ・チューリッヒ・クラシック・第2日」(28日、エーボンデール・TPCルイジアナ=パー72)

 第2ラウンドは2人のうちホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボールで行われ、11位で出た松山英樹(25)=レクサス=と谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=のコンビは1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で回り、通算9アンダーに伸ばしたが、順位は首位と6打差の23位に後退した。トップは通算15アンダーのヨナス・ブリクスト(スウェーデン)、キャメロン・スミス(オーストラリア)組。

 フォアボールは積極的にバーディーを狙うのが鉄則だが、松山&谷原組は出足で波に乗れず、6番までバーディーなしの1ボギー。しかし、7番パー5で松山が2オンに成功、ピン上5メートルのスライスラインを読み切ってイーグルを奪い、8番のフェアウエーで谷原が「元気出していこう!」と声をかけたことでムードが一変した。

 その8番パー4は谷原が1メートルにつけてバーディー。すると9番は松山が1・2メートルにつけ、10番は谷原が7メートルを沈めた。さらに12番は松山がチップイン、13番はそろって1メートルにつけ、7番からの7ホールで7つ伸ばした。

 第3日は1つのボールを交互にプレーするフォーサム。フォアボールよりスコアが伸ばしにくく、我慢比べになる。首位との差は開いたが、「自分たちが少しでも伸ばして、3打差ぐらいにつければ最終日が楽しみになる」と松山。予報では第3日は強風、最終日は雷雨。波乱の予感が漂う。

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