鈴木愛69で回り首位浮上 雷雨中断も動じず「リラックスできた時間」
「女子ゴルフ・サイバーエージェント・レディース・第2日」(29日、静岡県グランフィールズCC=パー72)
9位で出た鈴木愛(22)=セールスフェース=が5バーディー、2ボギーの3アンダー69で回り、通算5アンダーで大和笑莉奈、キム・ハヌルと並んでトップに立った。最終日は昨年日本女子プロ選手権以来のツアー4勝目を目指す。69で回った藤本麻子が1打差の通算4アンダーで4位につけた。
強い心でチャンスをものにした。勝負どころの17番パー3。第1打をピン奥3メートルにつけた直後、雷雲の接近による45分間の中断があったが、ものともせず、再開後にこのバーディーパットをしっかりと決めた。
「あのまま中断していなければすごく入れたい感じになっていたと思うけど、中断がリラックスできた時間だったので、落ち着いてパットできました」
今週はあえて練習しないことで好調を維持した。今大会の打撃練習場はかなりの打ち上げで、打ち込みすぎてヘッドアップ気味になった昨年の反省を生かし「今週はあまり練習しないというのがテーマなんです」。この結果、この日は強風の中でもショットでチャンスメークした。
今季は前週まで出場3試合で6、4、3位と順位を上げてきた。「毎年早く優勝したいって思うけど、今年は焦らずやっているのがいいみたい。明日も1日落ち着いてやれれば…」。日本のエースに期待される22歳。チャンスは逃さない。