藤田“藍の分まで”頑張る プレーオフ2位も同級生へ誓い「私はまだやめません」
「女子ゴルフ・リゾートトラストレディース・最終日」(28日、オークモントGC=パー72)
前日まで9位の藤田さいき(31)=チェリーゴルフ=がこの日のベストスコア67で回り、通算9アンダーで並んだ全美貞、姜秀衍=ともに韓国=とプレーオフに突入。1ホール目にバーディーを奪った姜秀衍に屈したが、残りシーズンに期待を持たせた。
29日に引退会見を開く宮里藍(サントリー)とは同年齢でジュニア時代からの仲間。引退発表後に長いメールのやりとりもあったという。姜秀衍は昨年6月以来の日本ツアー通算3勝目を挙げた。
藤田がゴルフにのめり込んだきっかけが宮里藍。「(ジュニア時代に)別格にうまくて憧れて、『藍ちゃんと一緒に回りたい』と思って練習するようになった」と言う。
藍が引退発表後に長いメールを打ったら、同じくらい長い返事をくれたそうで、「本当にお疲れさま、ありがとう、という気持ち。すごく寂しい。でも、今までずっとけん引してもらった。私たちの年代にプロが多いのも彼女のおかげ」と宮里“愛”があふれ出た。
この日は10番までに6バーディー、1ボギーと猛追。プレーオフで敗れたが、「私はまだまだやめません。(藍と同じ)1985年生まれ、精いっぱい頑張らせていただきます」。14年8月のニトリレディスで2位となって以来のベスト3で“彼女の分まで”を誓った。