宮里藍、ピークにメジャー取れず「葛藤」 モチベーション低下の理由語る

引退会見する宮里藍=都内のホテル(撮影・金田祐二)
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 女子ゴルフで世界ランク1位も経験した宮里藍(31)が29日、都内で引退表明会見に出席した。引退理由を4、5年前から「モチベーション維持が難しくなったから」としたが、そのきっかけとなったのは、ゴルファーとしてピークの時期に、メジャータイトルを獲得できなかったことが精神的に影響したと語った。

 09年に、当時はメジャーとは数えられていなかったエビアン・マスターズで勝利して以降、12年までツアーでの勝利を重ねてきた。しかし、メジャータイトルには手が届かず、「(ランキングで)No.1になったり、プロゴルファーとしてピークを迎えている感覚があって、それなのにメジャータイトルが取れないという葛藤もありまして」と精神的に難しい時期を迎えていた。

 今にして思えば、「自分の中でそういう風に考えなくていいなじゃいかとも思うんですが…」という出来事だったが、「こんなに調子がいいときにメジャー勝てなくてどうするんだと立ち止まってしまったという感覚がある。どういう風に立ち治したらいいんだろうというのを悩みました」と、語った。

 なお、結婚については「それは今のところはないですね」と笑顔で否定。第2の人生として何をするか、という質問にも「決まっていないのが現状」とした。

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