北村響プロの意地で初V 陸上桐生とづ急性LINEで刺激

 「デイリー主催・兵庫県オープンレディーストーナメント」(8日、美奈木GC=パー72)

 プロ4年目の北村響(22)=フリー=が4アンダーで並んだアマチュアの姜智賢(20)=大阪学院大=との8ホールに及ぶプレーオフを制し大会初優勝した。姜智賢はベストアマを獲得。北村は賞金60万円と副賞のステップ・アップ・ツアー(下部ツアー)、山陽新聞レディースカップ(9月15~17日、岡山県・東児が丘マリンヒルズGC)の出場権を手にした。

 最後はプロの意地が上回った。18番ホールで行われたアマチュア・姜智賢とのプレーオフ。お互いに一歩も譲らずパーを並べ、迎えた8ホール目。ここで決着がつかない場合は両者優勝になると聞かされていた。

 「8ホール目まで戦ってきて、このまま終わるのは嫌。ここで決める」。改めて気合を入れ直した北村は、残り150ヤードの2打目を6番アイアンでピン左1・5メートルにつけるスーパーショット。このパットをしっかり沈め、バーディーで死闘にケリをつけた。

 1時間半に及ぶ壮絶な“マッチレース”を終え、北村は「よかったぁ~」と一息。「年下でアマチュアの選手には負けられない」と笑みをこぼした。中学、高校と体力強化のため陸上部に所属しており「おかげでプレーオフは最後まで集中してできた」と胸を張る。

 滋賀・彦根市立南中では男子100メートルで日本人初の9秒台突入が期待される桐生祥秀(東洋大)と同級生。ともに短距離の練習に励んだ。現在もLINEで話をすることがあり「(桐生の)最近の成績を聞くと自分も頑張らなくちゃと刺激になります」と力を込めた。

 次戦は16日開幕の女子ツアー「ニチレイレディース」(千葉市・袖ケ浦カンツリークラブ・新袖コース)に出場。「次はレギュラー(ツアー)で活躍できるように。優勝できて自信になった。この調子のまま向かいたい」。3年ぶり優勝を号砲として新たな挑戦へスタートを切った。

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