“藍チルドレン”堀琴音、恩返し初Vだ 自己ベスト64大躍進
「女子ゴルフ・サントリーレディース・第3日」(10日、六甲国際GC=パー72)
今季限りでの引退を表明している宮里藍(31)=サントリー=は2バーディー、1ボギーの71で回り、通算1アンダーの33位で最終日を迎えることになった。また宮里に憧れてプロになった堀琴音(21)=東芝=が9バーディー、1ボギーの64をマークし通算11アンダー、首位と3打差の2位まで順位を上げ、プロ初優勝を射程に捉えた。14アンダーのキム・ハヌル(韓国)が首位に立った。
“宮里チルドレン”と言ってはばからない堀が大躍進だ。1、2番でバーディー。6番から10番まで5連続バーディーと好プレーを演じ、自己ベストの64をたたき出した。
小学生だった2004年のエリエールレディースで、宮里の優勝を見たのが、初めてのツアー戦という堀。「かっこよかった」と心底憧れ、プロの道へと進んだ。
「今の国内女子ツアーの盛り上がりは藍さんのおかげ」と話す。首位と3打差で迎える最終日。「藍さんの最後のサントリーレディース。それが私の初優勝だったら、いい思い出になる」と、恩返しVへまい進する。