宮里藍、4日間の最後に涙「気持ち抑える必要もうない」声奮わせ感謝

ギャラリーからの歓声に涙腺がゆるむ宮里藍=六甲国際ゴルフ倶楽部(撮影・佐藤厚)
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 「女子ゴルフ・サントリーレディース・最終日」(11日、六甲国際GC=パー72)

 今季限りでの現役引退を表明しており、表明後初の試合となった宮里藍(31)=サントリー=は、この日5バーディー4ボギー1アンダーの71で回り、通算2アンダーでホールアウト。最終順位は26位となった。

 「コンディションとしてはタフな一日だった。ゲームの組み立ては非常に難しかったし、ショットの調子が上がらない中の最終日だったけど、4日間の中では今日が一番しっくりきていた」と宮里。前半は1オーバーで折り返したが、後半巻き返し「合格点をあげられる内容だったんじゃないかな」と納得の表情で振り返った。

 笑顔を貫き続けた4日間だったが、ラウンドを終え、コースを後にする際にはうっすらと涙ぐむ場面もあった。「皆さんに対してありがとうございますという感謝の気持ちしかなかった。やっとプレーを終えられたので、そこまで自分の気持ちを抑える必要はもうないのかなと。そう思った瞬間、すっごいこみ上げてきた」。そう話すと、やや声を震わせ「すごくたくさんの方が足を運んでくださって、すごくうれしかったです」と続けた。

 宮里は今後主戦場の米ツアーに戻るため、この日が日本国内での最後のラウンドとなる可能性もある。

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