小平智は46位もブレなかった自分に手応え「ペースを乱さず1日中攻めた」
「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・最終日」(18日、エリンヒルズGC=パー72)
小平智(27)=Admiral=は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの76とスコアを落とし、通算3オーバーの46位となった。
小平はこの日、通算1アンダー35位から出て、前半は1打伸ばして迎えた9番パー3でダブルボギー。後半は通算イーブンパーでの15番パー4で第1打を左のフェスキュー(細く長い草)の中へ打ち込むなどして「7」をたたいた。
ホールアウト後の小平は淡々とした表情で、「前半はいいゴルフだったが、9番は難しいショートホールでピン位置も厳しかったが、グリーン奥に打った時点で駄目だったかなと思う。とどめはトリプルボギー(15番)があったが、その中で自分は落ち着いて自分のゴルフができていた。スコアは悪かったが自分では納得しています」と振り返った。
4日間を通じて最も強い風が吹いた中でのプレーとなったが、小平は、「きょう1日を通してペースが乱れなかったので収穫になった。1日中ずっと攻めた。最後(681ヤードのパー5)も果敢に(2オンを)狙った」と、18ホールを通して、自分自身がブレなかったことに手応えを得た様子だった。
今回は国内予選を突破して初の全米オープン出場。小平は、「すごい勉強になったし、自信にもなった。自分の伸ばすところは伸ばし、課題になったところはスキルアップして、またこの舞台に戻って優勝争いをしたい」と、来年以降の可能性を信じた。
8月には世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのブリヂストン招待(ファイアストーンCC)に自身2度目の出場が決まっている。「(1度目はツアー選手権での)初優勝で出たが、打ちのめされて帰ってきた。難しいコースなので、自分を試すじゃないが、リベンジをして、ここの借りも返したい。全力で頑張りたい」と話し、今後の海外挑戦については、「自分も戦えるなという確信も持てたので、これからも米国挑戦はあきらめないで頑張りたい」と誓った。