宮里藍 米ツアー復帰も出遅れ88位 巻き返しへ「集中力上げていかないと」
「米女子ゴルフ・アーカンソー選手権・第1日」(23日、ピナクルCC=パー71)
宮里藍は17番と18番で連続バーディーを奪って締め、1オーバーまで戻した。「苦しい展開だったが、何とか明日(24日)につながった」と精悍(せいかん)な表情で語った。
主戦場の米ツアーには約2カ月ぶりの復帰で、今季限りでの引退を表明してからは初めてだった。久々に会う海外勢からは惜別よりも、新たな人生へ向かう「祝福」を受け、引退の感傷に浸ることがなくなったという。日本のような騒がしさもなく、出だしの1番で「スイッチがオン」になったと明かした。
ティーショットは安定していたが、武器のパットに精彩を欠き、4番と5番は1メートル前後のパーパットを外し、連続ボギーをたたいた。最終盤に輝きを取り戻し、17番(パー3)でバーディー、18番(パー5)は2打目を7番ウッドで攻め、グリーン奥に運んでバーディーにつなげた。
2012年に、米ツアーで直近の優勝となる通算9勝目を飾った思い出のコース。88位に「集中力を上げていかないといけない」と巻き返しを誓った。